【インタビュー】司法書士:堀内信大先生「争いにならないための準備を」

アセットカフェです。今月からスタートしたインタビュー取材、第三回は、港北司法書士事務所に在籍し、債務整理、民事事件をはじめ、幅広い案件を扱う司法書士の堀内信大先生を直撃。司法書士になられた経緯、印象に残ったお仕事などについて伺ってみました。堀内先生は今後アセットカフェでもコラムを連載いだく予定です。

司法書士を目指したきっかけ

アセットカフェ
アセットカフェ、取材記者の水野です、本日はよろしくお願いいたします。

堀内信大先生
はい、こちらこそ、よろしくお願いいたします。

アセットカフェ
早速ですが、司法書士を目指したきっかけは?

堀内信大先生
もともと父親が弁護士だったので、法律の世界は割と身近に感じていました。高校のとき、母親から「医学部に行ってほしい」と言われて理系を選択しましたが、センター試験に失敗したため、結局横浜国大の経済学部経済法学科に進みました。でも大学にはちゃんと通っていなくて(苦笑)。7年で卒業して、この後どうしようかと思っていたときに、親戚がやっていた司法書士事務所から声がかかって働くようになりました。だから、司法書士を目指したのはポジティブなきっかけじゃないんですよ(笑)。

アセットカフェ
そこから司法書士試験を受けたわけですね。

堀内信大先生
そうですね。親戚の事務所で働いて30歳くらいから2年間勉強しました。司法書士試験に合格して、司法書士になって8年目になります。

アセットカフェ
司法書士試験の勉強は大変でしたか?

堀内信大先生
やはり覚えることが多いですし、働きながら勉強する時間を確保するのが大変でした。ただ2年くらいきちんと勉強すれば、合格レベルに達するのは可能だと思います。合格するには運もありますが・・・。私はあまり本番に強くないので試験のときは緊張するのですが、そうした緊張を克服するには自分の実力を上げるしかないと思って勉強していました。

経験していくうちに、専門が決まってきます

アセットカフェ
どんな勉強法でしたか?

堀内信大先生
自分は過去問以外は一切やらなかったです。勉強法に迷う人もいますが、迷い始めると良くないですね。最初はわからなくても、過去問を続けてやっていくとわかるようになってきますから。過去問の範囲で合格点を取れると思います。

アセットカフェ
司法書士試験に合格後も、親戚の事務所で働いていたのですか?

堀内信大先生
親戚のところは登記事務所で、ほぼ登記専門だったんですね。なので、試験に合格した後は「債務整理や民事事件も覚えよう」と思って弁護士法人に勤務しました。できることは一通りやろうと、後見業務も始めました。まぁ若いうちは、幅広くいろいろな案件を受けておいた方がいいと思います。いろいろと経験していくうちに、自分の専門が決まってきますから。

最近は、後見、遺言、相続の相談が増えています

アセットカフェ
先生も幅広い案件を受けてらっしゃいますか?

堀内信大先生
はい。いろいろなジャンルの案件を受任して、同時進行しています。最近は何でもかんでも自分でやろうとするのでなく、自分は相談の窓口になって、実際の仕事は提携している弁護士さんに頼むケースもあります。私は幅広くいろいろな知識があるので、窓口にはなれるんですよ。それで自分が最後までやれる自信がない案件は他の人に任せています。その方が効率的ですからね。

アセットカフェ
最近では、どんなお仕事が多いですか?

堀内信大先生
債務整理、民事事件は以前から多かったのですが、最近は特に高齢者が増えてきたことで、後見、遺言、相続の相談が増えています。

相続がいわゆる”争続”にならないように

アセットカフェ
お仕事で、特に印象に残った出来事は?

堀内信大先生
相続業務になりますが、相続人の間で争いがあって、遺産分割協議をまとめるのに苦労をしました。それぞれの相続人の話を聞くのですが、昔は仲の良かった兄弟なのに、弟から「子供のときに兄貴にいじめられた」「兄貴は昔から威圧的な態度をとってくる」という話が出てきて、収拾がつかなくなりました。大体相続って、お金が欲しくてもめるというよりも「兄貴が自分よりももらうのが気に食わない」といった話が多いんです。そうなると、なかなかまとまらないですね。兄弟の中の一人が親の介護をしていた場合、それを他の兄弟が考慮するかしないかで状況が違ってきますし、また本来相続と関係のない配偶者が出てきて振り出しに戻ってしまうこともあります。こうした経験を通して、相続がいわゆる”争続”にならないように準備する必要があると感じました。

アセットカフェ
たとえば遺言を用意しておくとか?

堀内信大先生
そうです。その人が亡くなった後に財産をどう残すか、本人の意向を残しておくことは大切ですからね。遺言は積極的に活用した方が良いと思います。とはいえ、まだまだ一般的には遺言を用意する人の方が少ないので、その辺をわれわれ司法書士が啓蒙していく必要はあると考えています。「こうすれば遺産相続でもめない」という絶対的な方法はないですが、それでも今の法制度で利用できるものは利用して、なるべくもめないように導くべきだと思っています。弁護士だったら「相続の争いに決着をつける」ことが仕事になりますが、司法書士はそうではなく「争いにならないために準備をする」という部分が大きいですからね。ケースに合わせて、円満に処理が進む方法を提案していきたいと考えています。

アセットカフェ
相談も受けつけてもらえますか?

堀内信大先生
もちろんです。相続なんて、どこか他人事だと思う人もいるかもしれませんが、少しでも不安なことがあるなら相談してください。電話だけで回答がほしいのであれば、電話で相談にも乗ります。その上で「もう少し話を聞きたい」と思ったら事務所にいらしてください。最初の相談は無料でやっていますよ。

アセットカフェ
今日もお時間をいただきありがとうございました。

堀内信大先生
こちらこそありがとうございました。

プロフィール
堀内信大 (ほりうちのぶひろ)
認定司法書士。港北司法書士事務所の事業者。認定番号 第943031号。債務整理、債権回収、不動産登記及び商業登記など幅広い分野に精通する。近年は高齢者による後見、相続、遺言に関する相談が急増しており、日々の大半を遺産分割協議など遺産相続に関する対応に注力している。

港北司法書士事務所:http://horiuchi-js-office.com
東京都豊島区東池袋1−47−3  17山京ビル704
TEL:03-6912-8535 / FAX:03-6912-8536

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