【コラム】不動産投資 第二話「タイプ別の特色」鶴間正二郎

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

こんにちは、宅地建物取引士かつライターの鶴間正二郎です。不動産業界で19年間務めていたこともあり、裏も表も知り尽くしています。コラムでは、経験者だからわかる不動産の深い話をテーマとした記事を書いていきます。今回のテーマは、タイプ別の特色について。

■分譲マンションの投資物件としてのメリットとデメリット

投資用不動産として分譲マンションは管理が簡単で、また少ない資金でも始めることができる利点があり、戸建やアパートと比べてもハードルが低いという特色があります。そのため最初の投資用物件として分譲マンションを検討する人は多いのですが、ワンルームからファミリータイプまで種類が多く、初めての場合迷ってしまうかもしれません。

今回はマンションの様々なタイプとそれぞれの長所と短所をご説明します。

◎ワンルーム・1K

主として単身者用の物件であるワンルームタイプは価格の安さが魅力的で、人気エリアである東京都港区であっても1000万円台を切る物件も存在します。不動産投資の入り口として最適かもしれませんが、意外な落とし穴もあって注意が必要です。

ワンルームタイプの場合、毎年多くの新築物件が賃貸市場に投入されます。その都度最新設備が登場するため、年々目新しさがなくなって時代遅れとなっていく「陳腐化」が急速に進行する傾向があります。

一旦陳腐化してしまうと空き室を埋めるためには賃料を下げるしかありません。ワンルームタイプの物件を探す場合、多くの競合物件が出現しても十分対抗できるだけの利便性の高い物件を選ぶようにしましょう。

引っ越しを考えている単身者は常に一定数存在するため、一年を通して動きのある間取りです。

◎1DK・1LDK

ワンルームタイプと同様に単身者向け物件で、高額の家賃の負担にも対応できる富裕層がターゲットとなります。一方でカップルとしての利用も可能であり、結婚後の新居として検討される事例も増えています。

そのため1年を通して需要があり、通常の引っ越しシーズンに加えて結婚シーズンである5~6月にも需要が増すという特色があります。

ワンルームタイプに比べると物件数は少なく、陳腐化が進行する恐れはそれほどありません。そのため立地の良い物件であれば、いつ解約となっても比較的短期間で埋まる傾向があります。

◎ファミリータイプ

2LDK以上の間取りで、完全にファミリー向けの物件であるため、転勤に伴って新居を探しているファミリーが主要なターゲットとなります。部屋が広くなるので他のタイプよりも高額の家賃が設定できますが、その分デメリットもあります。

身軽な単身者と比べるとファミリー層は動きにくく、一度入居者がつけば長期間住んでもらえる可能性が高いのですが、退去されると後が大変です。

日本では4月1日をもって新生活を迎える事例が多く、それに向けて1~3月が引っ越しシーズンとなり繁忙期といわれます。4月以降はファミリーの引っ越しは減少するため、この時期を逃してしまうと埋めるのに苦労することになります。

リーマンショックのような事例が発生すると企業が経費節減のために転勤を控える場合があり、その時々の経済情勢の影響を受けやすいのもファミリータイプの物件です。

◎マンションは利便性が命

分譲マンションは物件数が多く競争が激しいのが常ですが、利便性の高いマンションは需要が高く、仮に部屋が空いても埋まりやすいものです。物件選びの際は十分に注意してください。

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

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