【コラム】不動産投資 第十二話「社名が漢字かカタカナか」鶴間正二郎

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

こんにちは、宅地建物取引士かつライターの鶴間正二郎です。不動産業界で19年間務めていたこともあり、裏も表も知り尽くしています。コラムでは、経験者だからわかる不動産の深い話をテーマとした記事を書いていきます。今回のテーマは、「社名が漢字かカタカナか」とは何かについて。

■業者選びの際に注目したい「社名が漢字かカタカナか」

投資用不動産を買うにも貸すにも不動産業者の手を借りなければなりませんが、全国にはコンビニより多くの不動産業者があり、これだけあるとどの会社を選べばいいか迷ってしまうものです。今回は筆者が見つけ出した業者選びの一つの物差しとして「社名が漢字かカタカナか?」についてお話します。(アルファベットはカタカナとします。)

◎社名が漢字のディベロッパーは財閥系が多い

投資用物件として分譲マンションを購入する場合、新築であれ中古であれ「どのディベロッパーの物件か?」ということが最も重要です。マンションディベロッパーでは社名が漢字の業者は旧財閥系の企業グループに属していることが多く、その場合は超優良の財務体質で多少のことではびくともしない強靭な体力を誇っています。(百獣の王の名を冠したマンションを展開する会社の場合、大阪でプロ野球球団を持つ会社の傘下にある)

それに対して社名がカタカナの会社は新興勢力といってよく、企業としての体力面ではやはり財閥系の会社にはかないません。

◎企業としての体力の差が大きく違う

社名が漢字かカタカナかで販売するマンションの品質が変わるという訳ではありませんが、何かとんでもない問題が発覚した場合に天と地ほどの違いが発生します。財閥系企業は問題が発生してもなかなか責任を認めませんが、一旦腹を括ればグループの威信を賭けて問題を解決しようとします。

横浜市で杭が硬い岩盤まで到達していなかったことによりマンションが傾いたという事例がありましたが、三井や旭化成といった超大手が絡んでいたこともあって全額業者負担で全棟建替えということで決着し、入居者に対しては慰謝料も支払われるようです。

企業としての体力がここまでないカタカナ名の会社の場合これだけの対応は不可能で、倒産により被害者が泣き寝入りしなければならなかった事例が大半だったように思います。

◎駅前の不動産屋の場合であっても差が大きい

駅前に数多く並んでいるような不動産業者においても「〇〇不動産」「〇〇商事」(〇〇は人名や地名)といった漢字の社名とカタカナの社名に分かれます。

社名が漢字の場合、地元に何十年も根付いている会社の場合が多く、社員の年齢が比較的高いように思います。こういった会社は管理している物件や駐車場の数も多く、そこから入ってくる礼金、更新料、管理手数料等だけでもかなりの金額になるため、仲介手数料に頼らなくても売り上げを伸ばすことができます

それに対してカタカナの会社は外部から参入してきた新興勢力である場合が大半です。そのため地元における基盤が弱く、必然的にレインズやアットホームを利用した客付けによる仲介手数料が売り上げの柱になります。

大切な物件を任せる先としてどちらがいいか、よく考えてみるようにしてください。

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

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