【コラム】不動産投資 第三十話「坪と㎡に関する基礎知識」鶴間正二郎

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

こんにちは、宅地建物取引士かつライターの鶴間正二郎です。不動産業界で19年間務めていたこともあり、裏も表も知り尽くしています。コラムでは、経験者だからわかる不動産の深い話をテーマとした記事を書いていきます。今回のテーマは、「坪と㎡に関する基礎知識」について。

■不動産の基本中の基本である「坪」と「㎡」の違いとは?

今回は広さの単位である「坪」と「㎡」についてご説明します。日本では面積については「㎡」を使用しなければならないと法律で定められていますが、メートル法が普及した現在においても尺貫法の単位である「坪」は根強く使用されています。「広さ」という不動産で最も大切な要素に関わる単位であることから「坪」と「㎡」への理解は不動産の基本中の基本です。

◎「坪」とはどのようなものか

1坪というのは一辺が6尺(1間)の正方形の面積です。1尺は1mの33分の10の長さと定義されていますので

1坪=60/33m×60/33m=約3.305 785 124㎡

というわかりにくい数字になります。そのため「1坪≒畳2枚」といえばわかりやすいかもしれません。

取引または証明において坪を使用することは禁止されていますが、㎡とともに、括弧書きで併記することは認められており162.29㎡(49.09坪)のように表記されます。

◎「坪」は新築マンションの相場を理解する際に必要

筆者は不動産業界の中でもマンションにかかわっていた時期が圧倒的に長いのですが、一見すると尺貫法とは全く無縁のマンションでも「坪」に関する知識は意外と重要でした。

マンションは広さや階数によって価格が変わるため、別々のマンションの価格を比較する場合はそういった要素から独立した共通の物差しが必要となり、その際は販売価格の総額を販売面積全体で割った「平均坪単価」が物差しとして広く使用されていました。新たに建設するマンションの値付けをする際にもこの「平均坪単価」は重用で、「坪〇〇万円ならこれくらいのグレードになる」ということと、このエリアでは「坪〇〇万円までなら売れる」ということを把握しておくことが営業としては絶対に必要でした。ちなみに2000年頃神奈川エリアで営業をしていた筆者の場合、坪150万が手頃なマンションで坪200万以上なら高級マンションという感覚が残っています。不動産を巡る状況が大きく変化したため、今では変わっているかもしれません。

◎㎡から坪への換算方法

坪というものは正式な表記ではないため、㎡から坪への換算には正式な計算方法が定められている訳ではありません。筆者が使用していたのが下記の計算方法で、恐らく大半の業者でも同様だったのではないかと思います。

㎡×0.3025=坪数

この場合表記するのは小数点以下2桁までで、3桁以降は切り捨てます。筆者が全く畑違いの不動産業界に転身したのは1997年の12月ですが、配属初日に最初に教わったのがこの「坪」と「㎡」の換算方法でした。「坪」に関する知識は不動産の世界では基本中の基本なのです。

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鶴間 正二郎

1965年生まれ。宅地建物取引士。自動車業界で7年、不動産で19年の実務ののちライターとして活動。経験者だからわかる不動産の深い話をテーマに記事を投稿しています。趣味は御朱印集め。柔道弐段。

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