【コラム】【中国最新事情】中国国内で日本人コミュニティと付き合うときに知っておくこと

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【プロフィール】 北京と上海の2都市で日本人向けの広告雑誌の編集者として、約5年間、特集の企画や取材、編集を担当。得意分野はグルメ、トレンド、エンタメ。現在は山梨県在住で、山梨県関係のツーリズム・グルメに関するライティングや取材を中心に活動中。 ツイッター:https://twitter.com/sansen_koshu

中国に長期滞在している日本人の数は12万人以上とされています。特に中国・上海には5万人以上の日本人が生活しており、一部には日本人が密集して生活している地域があります。

今回は、中国北京と上海で生活経験のあるライター・さんせんが中国における日本人同士のつながりや付き合い方についてメリットとデメリットを紹介します。

中国には日本人コミュニティがたくさん

中国では日本人同士のコミュニティやが数多くあります。例えば「〇〇大学卒業生の会」や「××県人会」、さらには「▼▼年生まれの人集まれ!」といったように、日本語フリーペーパーには常に数多くの集まりへの募集が掲載されています。さらにテニスやゴルフ、登山にサッカーなど、趣味やスポーツなどの日本人同好会も非常に多いです。

こうした日本人同士のつながりは、実は中国における生活やビジネスにおいて非常に重要な役割を持っています。では、具体的に日本人の集まりがどのように作用するのかを見ていきましょう!

日本人コミュニティのメリットとは?

日本人同士が集まる「日本人コミュニティ」を形成しているメンバーの職業や年代などは実に多種多様です。特に県人会などは、共通項がそれぞれの県にゆかりがある人ならばだれでもOKという場合がほとんどのため、留学生から主婦、さらには会社の責任者までさまざまな顔ぶれのメンバーが集まります。

こうした日本人同士の交流における最大のメリットは「情報交換」と「相互作用」です。不慣れな中国生活でトラブルに遭遇した時などに、現地に住んでいる同じような状況の人同士で情報を共有できます。また、普段は会社に日本人が1人か2人しかおらず、同僚に愚痴を言うこともできない状況の場合、こうした集まりがあるとガス抜きやストレス発散にもなります。

また、日本人投資の集まりはビジネスにおけるメリットも非常に大きいです。日本人同士の集まりでは、日系企業の重役レベルの人も参加し、気軽に話すことができます。集まりの中ではあまりビジネスの話をすることはありませんが、その後会社訪問などにつながり、ビジネスに発展することもあります。また、日本人同士の口コミなどから、各企業の広めたいリリース情報やサービスなどの情報が拡散して業績アップにつながるケースも。実際に、私も雑誌記者だったころに県人会で知り合った友人が勤める企業の広告記事を、友人を通して請け負ったこともあります。

このように、日本人同士の集まりは中国において欠かせないコミュニケーションのひとつとなっています。

日本人コミュニティのデメリット

一見、メリットだらけに思える日本人同士でのコミュニティですが、もちろんデメリットもあります。

異国における日本人同士のつながりや結束は、濃く強いものになりますが、それがデメリットになる場合もあります。日本人コミュニティに入ると知り合う人の数が増え、お互いにすぐにつながります。そのため、ウワサや悪口もすぐに広がってしまい、プライバシーがなくなってしまうというケースもあります。例えば、「〇〇さんが離婚した」という話などもすぐに広がり、「ビジネスに失敗したから離婚になった!」や「男女トラブルを起こしたから離婚した!」など、根も葉もない尾ヒレがついたウワサに発展してしまったケースもあります。日本人同士のつながりはその距離が近い分、世間が狭くなり人間関係がややこしくなりがちです。

また、少し前から中国各地に現れているのが日本人をターゲットにした日本人詐欺師です。彼らは日本人コミュニティに入り込み、投資やコンサルティングの話を持ち掛けて日本人を騙すというものです。こうした人に遭遇しないためにも日本人コミュニティ以外のつながり(会社や現地の友人など)も大事にして生活しましょう。

日本人コミュニティでは適度なマナーや気遣いを大事にし、大人らしい付き合いを心がければこうしたトラブルは回避できます。

中国でのつながりは帰国後の財産になる

ここまで中国における日本人コミュニティについて紹介してきましたが、異国におけるつながりはやはりメリットの方が大きいと感じます。私自身、中国にいる間に知り合った友人とは同じ国で苦楽を共にした者同士、今でも家族ぐるみの付き合いをしています。

人との出会いは人生におけるかけがいのない財産です。中国でビジネスをする際にはぜひ何かの日本人コミュニティに参加してみて下さい。きっと新しい出会いや発見があるはずです。

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執筆:さんせん
【プロフィール】
北京と上海の2都市で日本人向けの広告雑誌の編集者として、約5年間、特集の企画や取材、編集を担当。得意分野はグルメ、トレンド、エンタメ。現在は山梨県在住で、山梨県関係のツーリズム・グルメに関するライティングや取材を中心に活動中。
ツイッター:https://twitter.com/sansen_koshu

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