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■カンボジアのマイクロファイナンスについて
当ファンドの資金は、カンボジアのマイクロファイナンス機関(合計2機関)を通じて、従来の銀行のサービスを受けられなかった低所得者や農家の方々に小口融資されている。融資を受けた方々は、例えば、同国農村部で、牛やニワトリといった家畜、肥料や農機具の購入、また都市部では小売店やクリーニングや美容室といったサービス業等の開業資金として活用され、現地の安定した経済活動やさらなる事業拡大に貢献している。
当ファンドの運用実績としても、目標利回り5.0%(年率)に対して実現利回り8.72%(年率)を達成した。融資先から元本の満額返済および予定額の利息を受領し、また、運用開始時点で1ドル=107.15円水準であった為替レートが、その後円安ドル高傾向となり運用終了時点では1ドル=111.54円となったことも実現利回り8.72%(年率)達成の1つの要因となっている。当ファンドは社会問題の解決への貢献と、投資家に確実なリターンを提供することができた。
■ネクストシフト代表である伊藤からのメッセージ「第1号」ファンドの投資家へ
当ファンドに応募いただき、誠にありがとうある。ネクストシフトファンドとして初めてリリースした当ファンドがこの度1年間の運用を終え、投資家に想定以上の利回りで分配金をお渡しできたことを嬉しく思っている。ファンド組成国や現地マイクロファイナンス機関は、弊社の厳重な基準に基づき選択しているが、今後も投資家の期待に応えられるよう、新たなファンドリリースを続けて参ります。今後とも、社会的インパクト投資に特化したネクストシフトファンドをよろしくお願い申し上げる。
※カンボジアマイクロファイナンスファンド1号の概要はこちら
※カンボジアマイクロファイナンスファンド1号の運用報告書はこちら
■社会的インパクト投資とは■
社会的インパクト投資とは、「社会的目標の達成と同時に経済的リターンを生み出すことを投資家が意図し、またその両方の成果を評価する投資」を指す。一般の証券投資は、リスク、リターンともに経済的側面のみが考えられている。しかし、社会的インパクト投資は 、2008年の金融危機や2013年G8などを契機として、より良い社会を実現するための投資のあり方として新たに提唱された手法であり、経済的側面のみならず、社会的側面からリスクとリターンを考慮した投資判断が行われる。経済的なリスクとリターン及び社会的なリスクとリターンの両方を実現する投資が社会的インパクト投資であり、その投資家を“インパクト投資家”と呼ぶ。
■ネクストシフトファンド概要■
社会的インパクト投資に特化した「Nextshift Fund」は、国内外のネットワークを活かし、独自の投融資案件を発掘しつつ、通常の投資のように高い利回りも追及する。誰でも簡単に社会的インパクト投資ができる時代を実現している。